75年前に、悲惨な戦争が終わりを告げた。当時を生き抜いた人々の苦難の状況は、伝え聞くことからしかわからないが、はっきりしていることがある。戦争は始まる時は偶然必然が混じり合って、国のトップが宣戦布告をして始まる。そして、終わらせる時が難しい。
トップの決断が遅れてしまい、幾多の国民の命が犠牲になった事か。ソ連の参戦まで許すことになったのも、それゆえであり、もっと早くに決断していれば、北方領土問題も全く別な歴史を刻んでいたと思う。そもそも戦争を望んだのは国民の総意ではないと思う。
そして現在、昭和22年に主権在民の新しい憲法が発布され、民主主義の国として戦争放棄を宣言しているが、その精神はどうなっているのか。また、8月15日が何の日かを知らない若者も多数存在することも現実である。数多くある祝日に、なぜこの日が入っていないのか、ずっと疑問に感じているが、制定しようとの動きはない。もしかして「敗戦の日」として記憶する人が多くいるからかも。
戦後まもなく祝日化の話はあったが、事実は左右の勢力の主張がぶつかって立ち消えになって現在にいたるということらしい。願わくば、恒久平和についてみんなが一緒に考える日として、祝日化して欲しいなと、この日に強く思う。

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- 2020/08/15(土) 10:37:18|
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広島・長崎に原子爆弾が投下されて75年を迎えました。私は、広島の平和記念公園と原爆ドームは過去2回訪れたことがあります。毎年行われる平和祈念式典での為政者たち(特に総理大臣)の演説を聞く度に思うのは、発した言葉をどれだけ実現してきたのか?実現する気があるのかという事ですね。あまりにも現実の行動とかけ離れた言葉をどれだけ発したところで、まるで心に響かない。今年もそれは再現され、「他人が書いた原稿を丸読みするだけ」の姿に絶望感すら感じました。
しかし、絶望しているだけでは前に進むことは出来ません。自分のまわりの人たちに、そういう危機感を伝える事、個人個人が持っている権利をきちんと意志をもって行使するよう勧める事。その為には、周辺情報を多くの人たちが目にする事が重要なので、最近見つけた記事のアドレスを記載しておきます。ぜひご覧ください。いろいろと興味深いリンクも貼ってあるので、かなりの情報を得る事が出来ると思います。
あと、機会があれば、原爆資料館(広島平和記念資料館)へ一度訪れて、75年前に起こった現実をリアルに体感して欲しいです。歴史観が変わるかもしれないほどの衝撃があります。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37350105
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- 2020/08/07(金) 15:00:13|
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