風、薫る・・・

立憲VS非立憲の物差しを

政治的物差しにはいろいろある。保守・革新、与党・野党、原発推進・反原発、沖縄の基地問題などなど。
とりわけ今、問題になっているのは「立憲VS非立憲」ということでしょう。形式的に成立した安保法制は、その法案そのものの違憲性が大きく指摘されているのに、与党と一部の野党で性急にいち国会で採決してしまった。法律の必要性の具体的事例などは、あまり意味のない事例しか提示出来ず、北朝鮮・中国の軍備拡張の脅威論とアメリカのリクエストに応え、米軍の後方支援に自衛隊を使えるようにすることがだけ最優先された。

その結果、国是であるはずの主権在民・立憲主義が否定され、まともな議論すらなされない状態が続いた。参議院での終盤国会の状態は、戦後日本の向かう先を左右する法律を成立させるという責任・自覚があるようには見えなかった。恐怖すら感じるものであった。

今回の法律が形式的であれ成立してしまい、6ヶ月後から施行されてしまうことを受け、すでに南スーダンのPKOでの自衛隊の任務内容が大きく変更するよう進められているようである。単なる民族自立支援ということを超えて、駆けつけ警護で自衛隊の武力行使が現実となるのである。法案に賛成した国会議員たちは、「こんなはずではなかった」と慌てふためく事態に直面するかもしれない。

そのほか、かつて経験したことのない事態がこれから起こってくる。その原因は、すべて「非立憲主義」に基づいて「憲法違反の法律」を成立させてしまったことにある。法的安定性を軽視し、いち内閣だけの決定で可能にした集団的自衛権。それを使って自衛隊に海外での武器使用を可能にした安保法制。どれも権力者たちを縛る憲法の精神から大きく逸脱したものである。

これからたくさんの違憲訴訟が出されてくるようだが、権力者たちは、「最高裁だけが法律の違憲性を判断することが出来ると言いつつ、どうせ最高裁は憲法判断をしないだろう」と高をくくっている。こういうことがまかり通ってはいけない。法の番人としての矜持を捨てないで、しっかりと憲法判断をしてもらいたいものである。ただ、最高裁まで争うには何年もかかってしまうのも事実。一番速いのは、国政選挙での結果であろう。当面、来年の参議院選挙。これで結果を出せなければ、この安倍政権の犯した憲法違反を正当化させてしまう。
そうさせない為に、自分に出来ることを出来る範囲でやって行きたいと思う。

画像は朝日新聞より
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真

  1. 2015/09/27(日) 12:11:13|
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